茨城県立友部高等学校
茨城県立友部高等学校は、昭和53年(1978年)4月に開校し、「あすの社会を担う責任ある若人として 明るく ゆたかに たくましく 前進しよう」の校訓の下、地域の皆様のご協力をいただきながら特色ある教育活動を展開してまいりました。
新校設立に伴い令和6年(2024年)3月に閉校いたしましたが、この間に7,932名の卒業生を社会に送り出すことができました。
46年間の長きにわたるご支援ありがとうございました。
【校歌】昭和54年制定
校歌は、開校2年目となる昭和54年に制定しました。生徒から広く募集した上で、第1期生で制定当時は高校2年生の土谷紀行さんが作詞した詩を校内委員会で補作し、同じく高校2年生の郡司保利さんが作曲した曲を茨城大学教授下野米先生から補作指導をいただき、校歌として完成しました。
昭和54年11月5日に開催された校歌発表会では、東京芸術大学教授鈴木義弘先生が独唱されています。
作詞 土谷 紀行 作曲 郡司 保利
一 常磐の松の 色深き
宍戸の丘のひいらぎに
いま拓きゆく 学び舎よ
わがよき友と 手をむすび
あすの 社会に はばたかん
集う若人 栄ある われら
二 薫風さわやか 八溝路に
天地の光 さしそめぬ
未来のつばさ たくましく
若き力は みなぎりて
努力の日日の意気高し
望みゆたかに 励まん われら
三 山脈 遠く うるわしく
筑波の峰を望みつつ
高き理想をうちたてん
流れも清し 涸沼川
たゆまず うまず つとめゆき
明るく進まん 幸ある われら
【校章の由来】
本校は、旧西茨城郡宍戸町(現笠間市)に位置しています。宍戸は、宍戸藩松平家の居城のあったところで、その紋所は、「角三ツ葉葵」でした。
この由緒ある紋所をもとに、本校が今後大きく伸びることを願い、葉を三方の外向きとしました。この三ツ葉は、知・徳・体の調和のとれた、しかも力強い発展を目指す姿を象徴しています。
TO MOVE PROJECT は平成29年度(2017年度)入学生から始まり、閉校する令和5年度(2023年度)までの7年間にわたり積み重ねたキャリア教育の実践です。
その記録を小冊子にまとめましたので、地方の小さな学校が地域を巻き込んで実現できた取り組みを是非ご覧ください。
【報告書の巻頭言から】7年間のTO MOVE PROJECTを振り返って
TO MOVE PROJECTは、平成29年度(2017年度)入学生から始まりました。
1学年はTO MOVEクラブとしてオリエンテーション的な位置付けとし、少しずついろいろなことを体験します。2学年はTO MOVEⅠ、3学年はTO MOVEⅡとして、それぞれ週2回2コマずつ、将来の進路選択に関連付けた内容を学びます。具体的には、大学・短大等への進学を目的とした講座のほか、県内外の専門家を招聘し、医療福祉や保育、郷土研究、地方創生、ビジネス、調理、ファッションなどの多種多様な分野について実践的な学習を行いました。
その後、運営方法の工夫や改善を繰り返し、令和5年度(2023年度)は、3学年を対象としたTO MOVEⅡとして、「建築基礎Ⅱ」「ファッション基礎Ⅱ」「スポーツ基礎Ⅱ」「キャリアデザインⅡ」の4講座を週1回2コマずつ実施しています。
その準備は、平成28年度(2016年度)から始まりました。
教職員をメンバーとして友部高等学校の将来像を考える将来構想委員会を組織し、学校改革に向けた検討を進めたのです。その議論の中で、生徒をインターンシップに送り出し、学校の外で「本物の学び」を体験するのではなく、校内に専門家を招聘し、学校の中で将来の進路選択につながる「本物の学び」を提供しようというアイデアが生まれます。最終的には、それらの学びを提供する時間を学校設定科目として整理し、友部高等学校のキャリア教育の基幹として教育課程に位置付けようというプロジェクトにまとまりました。
いざ始まってみると、どの講座も好評で、体験している生徒の表情は、普段の授業の時とは大きく異なります。中には「友部高校でTO MOVEを体験したいから志望した」という生徒もいたと聞きます。これだけでも大成功のプロジェクトと言えるでしょう。もちろん、その裏には、生徒の希望を踏まえて学習内容を工夫したり、新型コロナウイルスが流行した時は実施方法を改善したりと、先生方の計り知れない努力があったと思います。
でも、友部高校は令和5年度末で閉校となり、TO MOVE PROJECTの歴史も7年間で閉じることになりました。
この記録は、TO MOVE PROJECTに参加した生徒たちの成長と、生徒たちのためにより善きものを追求した先生方の努力を記録することを目的として作成しました。
地方の小さな学校でも、生徒たちのために大きなことができた証として見ていただけたら幸いです。
第22代校長 津賀宗充
県立友部高等学校を卒業生された方の証明書は、県立IT未来高等学校で発行いたします。
手続きの詳細は、右側の矢印をクリックして確認してください。
【申請方法】
記入例を参考に証明願に記入のうえ、手数料を添えて申請してください。
手数料は1通につき400円です。
証明書を英文でご希望の場合は、種類の欄にご記入ください。また、氏名欄に英語での表記も記載してください。
来校する場合は、平日の8:30~16:30の間にお願いします。土日・祝祭日・学校閉庁日・年末年始は受け付けしておりません。
郵送を希望される場合は、返信用封筒に切手を貼り付け、住所を記入して同封してください。手数料につきましては、郵便小為替か現金書留でお釣りの無いようお願いします。
【その他】
卒業後5年を経過した場合、成績証明書・調査書の発行はできません。また、卒業後20年を経過した場合は単位取得証明書の発行はできません。その際、証明書を発行できないことを証明する様式を発行することができます。
成績証明書・調査書・単位取得証明書・英文の証明書は発行までにお時間をいただきますので、1週間ほどの余裕をお持ちになって、電話かFAXで事前に連絡してください。
【申請書(PDF形式)】